能登の今を伝える僕たちの「おせち」の形

1月1日の地震直後から私たちは炊き出しを始め、長引く断水と避難生活の中で「食」の大切さと、料理人として果たすべき役割を再認識しました。発災直後は「命を守る食」、次に「健康を守る食」。

そして、これから私たちが目指すのは、「人を守る食」です。人と人とを繋ぎ、能登の文化や伝統を支える「食」の力を信じています。生産者や地元企業の顔が見えるこのおせちで想いを知っていただき、長期化する復旧・復興の応援をお願いできれば幸いです。

悲しい中、苦しい中でも、来年は笑顔でお正月を迎えられるようにと、能登が昨日より今日、今日より明日が良くなることを願っておせち作りに励みました。能登本来の食の美味しさ、復興の歩み・能登の力強さをおいしいおせちに乗せて能登からお届けします。

<生産者の皆様>

この震災では、多くの方が被災し、漁業、農業、畜産業を含む幅広い産業が甚大な被害を受けました。そして9月に起こった集中豪雨、、生活の拠点を変えざるを得ない方もいる一方で、それでも故郷でなりわいを守り、再出発しようとする方々もおられます。生産者の方々の声を届け、知ってもらうことで、また賑わいのある能登を取り戻したいです。ぜひ生産者さんのメッセージをご一読ください

上田農園さん 輪島市
輪島市で野菜を栽培している上田農園です。

ハウスの水路が全て破損し、出荷直前の大量の冬野菜を全て炊き出しに使って頂くなど、経験のないことばかりでしたが皆様に喜んで頂き、野菜のチカラを再確認した一年でした。復興の光が見え始めた時に水害の被害に遭い言葉になりませんが、能登の人の粘り強さを世界に見せる時です。僕の役割りは能登で美味しい野菜を作り続けること。使命感を持って復興を目指します。

能登牧場 平林さん 鳳珠軍(ほうすぐん)
私は能登牛を育てている能登牧場の牧場長平林将です。能登半島地震では少なくない被害がありましたが、スタッフ一同、力を合わせ復旧復興に取り組んでいます。能登の恵みと生産者の情熱が詰まった一品を御賞味ください。

山口水産 山口さん 七尾市
震災で牡蠣の筏が流されるなどの被害がありましたが、修復可能な範囲でした。しかし、従業員の何名かは震災が原因で辞めてしまいました。能登に人が集まる為に、何としてでも「能登かき」と言う産業を存続させます!

能登新鮮組 七尾市

大地震と集中豪雨によって大きな被害を受けた能登。

そんな中でも我々若手農家が能登の地域資源である田畑をまた蘇らせることによって何度でも力強く再生する能登の姿を描き地域の復興に貢献していきます!

すぎ省 笹本さん 七尾市
大地震や集中豪雨により能登半島は甚大な被害を受けました。世界の美食家も注目する能登の里山里海を復興させ、多くのお客様の食卓に一日でも早く能登の美味しい水産物をお届けできるよう、道のりまだ途上ですが頑張っていきます。

鳥居醤油さん 七尾市
1日の地震で奇跡的に助かった桶 もろみ

11月半ばには秋仕込みができます。店舗の復旧は製造施設〔室 もろみ蔵〕を終えてからとなります。沢山の方々から心温まる応援支援を励みに醤油をお届けしていきたい思います。

高農園さん 能登島

能登震災からの復興に全力を注ぎ、能登島農業の再生と地域の活性化を目指しています。笑顔と誇りをもって美味しい野菜をお届けし、復興後も継続して地域を支えていきたいと思います。

長屋農園さん 中能登町
私たちは中能登町でBLOF理論に基づいた農業を実践している長屋農園です。地震による被害はありましたが、何とか春から野菜を作ることができました。能登の美味しい野菜を是非食べてください。

中島ストアー 七尾市
今年は一月一日能登半島地震で多くの辛い思いをされたと思います。来年は希望や再出発、素敵な元旦出来る様、おせち料理を通じて笑顔を届けたいと思います。復興は道半ばですが、今、全国が能登を知っています。能登の食材、生産者の想いを全国へ全力で発信し、共に未来を切り開いていけたらと思います

<協力地元企業様>

株式会社 スギヨ

おいしさを能登から世界へ

能登から世界へ食文化を発信しております。

皆様へより美味しく、より健康的で、

楽しくなるおせち料理を届けてまいります。

<料理人>

<黒川シェフ メッセージ>
震災はあらゆるものを破壊しました。ですが、壊れてしまったからこそ人々の絆は深まり、新たな一歩を踏み出す力が生まれました。全国からのご支援にも大変感謝しております。その支えの中で生まれてくる希望と復興への意志が僕たちの歩みを後押ししてくれています。今回のおせちプロジェクトが多くの方に届くよう、精一杯頑張っていきます。

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和倉温泉に店を構えるブロッサム二代目料理長

地元七尾市で生まれ、物心つく時から店に立つ両親と常連のお客様に囲まれて育つ。

中学生になる時にはすでに料理人の道を決め、調理学校卒業後に、国内外の有名レストランで研鑽を積む。

その後ブロッサムを引き継ぎ、地元に愛される料理を提供する。

<池端シェフ メッセージ>
震災後、街の雰囲気や人々の気持ちを守るため、できる限り悲しみを見せず「なんとかなる」と明るい雰囲気を作ろうと努めました。

半年間の炊き出し活動でもその想いを貫き、全国の支援に支えられながら皆で再建に向け動き出しました。しかし、再起を誓った矢先に水害が襲い、地震以上の絶望が広がりました。

それでも、この地が好きでなんとか頑張ろうと奮起する人たちはいます!根を張り、大きく育つ野菜や大地の生命を守りたい。このおせちプロジェクトを通じ、少しでも多くの人に能登を知ってもらい、前を向いて歩き出せる力にしたいと思います。

1979年、輪島市生まれ。大阪の辻調理師専門学校を経て、フレンチの名店「カランドリエ」で修行を開始。2006年に渡仏し、ブルゴーニュにある星付きレストランで研鑽を積む。帰国後は大阪で出店予定だったが、帰省した際に「能登の食材の素晴らしさ」を目の当たりにし、急遽地元での出店を決意。2016年に「ラトリエ・ドゥ・ノト」がオープンした。

<平田シェフ メッセージ>
町や道路、人が何世代にも渡って創り上げてきたものがたった1分間の地震で破壊されました。山も崩れ、海岸も隆起し、今までの景色がそこにはありませんでした。元々過疎化が進み人口が減り続けている町での自然災害、復興への道のりは簡単ではありませんが、今回の地震で得たのはたくさんの人との繋がり。地震を経験したからこそ、今回の「復興おせち」の制作が実現しました。関わってくれた方たちへの感謝の思いと、能登の豊かな自然の美しさを感じてもらえるように、心を込めて作らせて頂きます。

1986年、東京都生まれ。大学卒業後に料理の道に進み、都内のイタリア料理店で修業。食材を探しに訪れた能登に惹かれ2016年に七尾市に移住し、レストラン「ヴィラ・デラ・パーチェ」をオープン。2020年、七尾市の海水浴場跡地へ移転し、宿泊施設を併設したオーベルジュ「ヴィラ・デラ・パーチェ」としてリニューアルオープンを果たす。様々な料理コンペティションにおいて国内外の評価も高い。

鴨まる 店主 三木さん(特別サポートシェフ) 仙台市
生まれてすぐに阪神淡路大震災、学生時代に北海道胆振東部地震を経験。震源地厚真町にて炊き出し支援を経験後、コロナ専門指定病院の調理師をしました。今回は企画進行のサポートとしての参加になりますが、精一杯頑張らせていただきます。

この一年沢山のハードルがある中を進んできました。まだまだ大変ではありますが

このおせちを通して関わる人達の幸せを願います。

【内容量】
和洋二段 3~5人前
【消費期限】
2025年1月1日 22時まで
【外寸】
19×19×10cm
【支払い方法】
コンビニ決済(Pay-easy)決済、銀行振込決済、クレジットカード決済、あと払い(Pay ID)、キャリア決済、PayPal決済、Amazon Pay
【配送料金】
税込¥35,640(送料を含む)
※今回は海産物も多く入る為、安全を考慮し石川県から30日に配達し31日に受け取れる方に限ります。沖縄、北海道、青森、福岡を除く九州圏、そのほか離島の方は配送ができません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。080-2414-7670(担当:三木)

メディア取材もこちらの電話番号にお願いします。
締め切りは12月20日まで
数量限定、売り切れ次第終了となります


販売の収益の一部は、奥能登の再生支援に役立てるために寄付いたします。多くの方にお召し上がりいただき、支え合い、励まし合いながら、共に復興への一歩を進んでいければと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。

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